カナダ移民 | 専門用語解説
カナダ永住権の申請手続きにあたり、この分野の専門用語をご理解いただくことにより、スムーズに準備を進めていただくことが出来ます (11-2024):
IRCC:
Immigration, Refugees and Citizenship Canada (カナダ移民局・移民省) の略称: 2015年11月から採用されております。それ迄は長年
CIC という略称 (後述) が使われていたことから、移民局 Website・公文書中には現在も CIC という略称表記が多く見られます。本部は首都・オタワ市に所在。
CIC:
2015年10月迄使われていた Canadian Immigration and Citizenship (カナダ移民局・移民省) の略称。
IRPA (カナダ移民法・難民保護法):
1867年に制定された “Immigration and Refugee Protection Act” の略称で "カナダ移民法・難民保護法"
と邦訳されております(⇒ カナダ移民法・成立と経緯)
MIFI:
Le ministre de l'Immigration, de la Francisation et de l'Intégration, Québec
(カナダ・ケベック州・移民局・フランス語文化・統一省) の略称: カナダ・ケベック州が発給する "Certificate of Selection
of Quebec" (州が認可する永住許可証)、就労許可、就学許可の審査・認可を統括しております。所在はケベック州・モントリオール市。
MICC:
Le ministère de l'Immigration et des Communautés culturelles (カナダ・ケベック州・移民文化局)
の旧略称: 現在の略称は MIFI。
MIDI:
Le ministère de l’Immigration, de la Diversité et de l’Inclusion (カナダ・ケベック州移民局)
の旧略称: 現在の略称は MIFI。
CSQ (= Certificate of Selection of Quebec ケベック州選定証明書):
PNP (後述) の一つであるカナダ国・ケベック州移民局が発行する証明書で、ケベック州への移民を希望する人が永住権を申請するために必要な書類です。ケベック州独自の移民制度では、カナダ連邦政府とは別に、独自の選考基準で移民候補者を選んでいます。そのため、ケベック州から発行される選定証明書を取得し、この
CSQ と規定の書類(ビザ発給申請書, 写真, 無犯罪証明書等) を連邦政府に提出することにより、カナダ永住権ビザ申請手続が開始されます。
CAQ (= Certificate of Acceptance of Quebec):
ケベック州移民局が就学、または就労を目的とする方を対象に発行する一時滞在許可証。
PR = PRV:
"Permanent Resident Visa of Canada" ⇒ "カナダ永住権" の略称。
CoPR:
"Confirmation of Permanent Residence" (書式 IMM 5688 or IMM 5292 永住権確認書) の略称で、新規にカナダ永住権認可を受けた者を対象にカナダ移民局(IRCC) から発行される書類です。カナダ永住権認可後、最初にカナダに渡航する際、カナダ入国時に "CoPR" を移民局に提示・簡単な審査を経て "カナダ永住権" (= Permanent Resident Visa of Canada) が発効となります。この "CoPR" はカナダに入国した時点での Status (= 国籍, 年齢, 性別, 続柄等) 及び、入国した日付を証明するものです。"CoPR" には有効期限が設定されており、有効期限内に一度カナダに渡航する必要があります(= 有効期限は健康診断実施日から一年)。この最初の渡航は "First Landing" と呼ばれ、有効な日本国パスポート保持者は eTA(電子渡航認証) の取得は不要、First Landing 手続を完了すれば数日のカナダ滞在のみで一旦、日本に帰国出来ます(2002年7月迄は旧書式 IMM1000 が使われていました)。
First Landing:
カナダ永住権認可後、COPR を携行して最初にカナダ渡航・入国し、COPR を有効化 (= To validate a visa) する手続きで、カナダ国内の国際空港、またはアメリカ合衆国との
Border に所在するカナダ移民局内で IRCC スタッフとの間で対面で約20分間の質疑応答 (本人確認、世界各国での入出国トラブル歴の有無、犯歴の有無確認、PR
Card 送付先の確認等) を経て完了となります。この First Landing 渡航の際、有効な日本国パスポート保持者は eTA (= 電子渡航認証)を取得する必要はありません。一方、
2022年11月以降、Valid work permit (有効な就労許可証)でカナダ国内に在住している方が COPR の発給を受けた場合は、IRCC
PORTAL オンラインサービスで First landing 手続きを完了出来るようになっております。
"PR Card" または "Maple Leaf Card":
Permanent Resident Card の略称: カナダ永住権保持者に発給されるクレジットカードサイズのカードで、カナダへの入国審査時に使用します。カナダ国花である
"Maple Leaf ≒Acer saccharum" がデザインされていることから "Maple Leaf
Card" とも呼ばれております。カードの有効期限は 5年に設定されており、5年毎に更新することが出来ます ⇒ カナダ永住権 Q&A 解説
Citizenship Card:
市民権取得者に発給されるクレジットカードサイズのカードで、PR Card 同様、Maple Leaf のデザインが施され、カナダ入国審査時に使用します。
在日カナダ大使館・ビザ査証課:
2012年6月迄、在日カナダ大使館(港区赤坂) に於いてビザ申請の審査・認可を担当していたセクションです。このセクションはフィリピン(マニラ)のカナダ大使館・ビザセクションに統合されました。
カナダ移民ビザ (Immigrant Visa):
カナダ国内での居住期限が設定されない "永住権(= Permanent Residence)" を対象としたものです。
カナダ非移民ビザ (Non-Immigrant Visa):
"就労ビザ (Work Permit)"、 "就学ビザ(Study Permit)" を対象としたもので、
永住権とは異なり、1~3年の有効期限が設定されております。
eTA:
2016年3月に導入された "電子渡航認証" (Electronic Travel Authorization) の略称、カナダ渡航ビザ取得の免除対象国の国籍保持者に対し取得を義務付けており、有効期間は
5年、ただしパスポートを更新・変更した場合は、改めて申請取得が必要です。移民法に関連した犯歴等が無い通常のケースでは申請から 12 - 36時間以内に発給されております。有効なカナダ永住権保持者の方は eTA の申請は出来ません。
CIO:
"Centralized Intake Office" の略称、ビザ全般 (移民ビザ、非移民ビザ、PR Card 等) の申請受付・予備審査を統括しているカナダ・IRCC
傘下の部門で 2011年に運用開始、所在地は カナダ Nova Scotia 州 Sydney (豪州の Sydney ではありません、念の為)。
Canada Investor Class:
「投資永住権」と呼ばれており、"Business Class 投資家ビザカテゴリー" に分類、事業経営者(医療法人、クリニック経営者、一般企業上級管理職等を含む)、企業上級管理職、自営業者の方を対象としており、純資産額・管理職経験レベル等で判定、他カテゴリーと比較し、英語またはフランス語の要求語学スコア基準が緩和されております
⇒ カナダ投資移民・詳細
QIIP:
"Quebec Immigrant Investor Program" (カナダ・ケベック州投資永住権プログラム) の略称。
FIIP:
"Federal Immigrant Investor Program" (カナダ・連邦投資永住権プログラム) の略称:
2011年6月で運営終了となりました: ビザ認可要件と必要投資金額はケベック州投資永住権プログラムと、ほぼ均衡のとれた基準でした。申請受付再開の未確認情報が流れることがありますが、2020年11月時点では未定です。
"SUV" Start-Up Visa Class
(起業投資家 スタートアップビザ):
2013年4月に試験導入された起業家・投資家向け新カテゴリーで、カナダ経済に貢献出来ると期待される新ビジネス・起業プランを持ったビジネスマン・起業投資家の方を対象とし、比較的短い期間で永住権認可となるプログラムで
2018年3月に恒久プログラムとなりました ⇒ Startup Visa 解説
PEQ:
Programme de l'expérience québécoise (Québec experience program) の略称: ケベック州で就労経験または卒業資格を持つ外国人向けの移民プログラムです。フランス語で「ケベック経験プログラム」という意味で、ケベック州への永住権取得を希望する人にとって、迅速な手続きを可能にする魅力的な選択肢となっています。主な対象者は、ケベック州の高等教育機関を卒業した外国人留学生、ケベック州で就労経験のある外国人労働者です。申請から結果が出るまでの所要期間を6ヶ月以内に目標設定しております。PEQには、大きく分けて2つのカテゴリーがあり、それぞれに申請基本要件が異なります:
在ケベック州の外国人留学生:
ケベック州の認可された教育機関で、学位または卒業証書を取得していること / 申請時に有効なケベック州選抜証明書 (CSQ) を保持していること / 一定レベル以上のフランス語学能力の証明 / その他、一定の学歴と職歴等。
在ケベック州の外国人労働者:
直近24ヶ月以内にケベック州で12ヶ月以上のフルタイムの就労経験があること (規定にの職業リストに該当する必要あり) / 申請時に有効な就労ビザを保有していること / 一定レベル以上のフランス語学能力の証明 / その他、一定の学歴と職歴等。
参考ベースデータ ⇒ ケベック州政府参考情報: ケベック州移民局公式サイト
PRTQ:
Programme régulier des travailleurs qualifiés) の略称: ケベック州の移民プログラムの一つで、日本語では「正規熟練労働者プログラム」と呼ばれています。これは、ケベック州の経済ニーズを満たすスキルと経験を持つ外国人労働者を対象としたポイント制の移民プログラムです。特長としては、特定の職業リストに限定されず、様々な分野の熟練労働者が申請できますが、フランス語の能力が重視され、フランス語の試験で一定のスコアを取得する必要があります。また、ケベック州の社会、文化、価値観への理解度も評価の対象となります。ポイント制を採用しており、年齢、学歴、職歴、言語能力(フランス語と英語)、ケベック州での適応性など、様々な要素に基づいてポイントが与えられ、一定の点数に達すると申請資格が得られます。
申請者は、ケベック州移民局が管理する "Arrima" ポータルサイトにプロフィールを登録し、選考の対象となります。
注意事項:
PRTQ の申請条件は、ケベック州の経済状況や移民政策によって変更される可能性があります。最新情報は、ケベック州移民局公式サイトで確認してください
⇒ ケベック州移民局公式ウェブサイト
Skilled Worker Class:
(スキルドワーカークラス) :
(関連 "FSW" = Federal Skilled Worker):
専門職としての職歴, 職能, 職位, 語学英語スコア(IELTS または CELPIP), またはフランス語スコア(TEF, DALF, TCF
等) で判定されます ⇒ FSW 詳細
★ 参考 ⇒ カナダ永住権・自動ポイント査定
CEC (= Canadian Experience Class):
"カナダ経験者クラス" と邦訳、カナダ国内の指定カレッジ・大学での就学歴、カナダ国内で Work permit(就労許可証)の下で
1- 2 年以上の就労歴がある場合、カナダ永住権申請資格が認められるカテゴリーです ⇒ CEC 詳細
FSTP (= Federal Skilled Trade Program):
2012年から導入された 「技能移民カテゴリー」、カナダで特に必要とされる技能・職歴を持った方の移民を促進する目的で導入、例年 3,000 ファイル程度を受付上限に設定されています。
PNP (Provincial Nominee Program):
"州推薦プログラム" と訳され、カナダ連邦政府が行う永住権カテゴリー (Federal Program) とは別に、国内の各州が、州独自の審査基準に基づき選抜・選考を行いカナダ永住権認可を行う制度です。州が必要とする人材
(職種技能、職歴、年齢、語学試験スコア、保有資産等) の要素が審査基準となります。州から認可取得後、連邦政府による Security Checks
(= 無犯罪証明書提出・健康診断) を経て連邦政府からカナダ永住権が発給されます ⇒ PNP アップデート詳細
エクスプレスエントリー(Express Entry):
2015年1月から導入されたオンライン申請システムで, 旧来の「先着順で受付・審査を行う」選考システムに代わり、カナダ国内の各州地域の労働力需要に対応出来る職能・スキルを持った移民を優先的に審査する制度設計となっております。最初に
Comprehensive Ranking System (CRS)と呼ばれるシステムで、移民希望者をポイント制でランク付けし、高いポイントの移民希望者から優先的に
ITA(Invitation to Apply 永住権申請)を通知しております。ポイント・ランク付の主な判定要素は、年齢・学歴(教育レベル)、英語・フランス語の語学テストスコア、カナダ国内での就学歴・就労歴、専門領域での職務経験となります。
⇒ エクスプレスエントリー 詳細
CRS (= Comprehensive Ranking System):
2015年1月1日に導入された前述 "エクスプレスエントリー" の申請の書類審査をより迅速に処理する為に、採用された総合ランキングシステムです。エクスプレスエントリーシステムの下で運用される専門職・技術系の永住権申請カテゴリーは競争率が高く、申請者はこの
CRS ポイント算定結果でランク付けされ、高ランクの申請者から順次 ITA (= Invitation to Apply) が発行・通知されます:
⇒ CRS(= Comprehensive Ranking S.)解説
ECA (= Educational Credential Assessment):
IRCC が審査の過程で、申請者から提出されたカナダ国外の教育機関が発行した学位、卒業証書、証明書(または資格証明等)が有効なものであり且つ、カナダの教育機関のものと同等であることを確認するために使用します
⇒ ECA 解説
ITA (= Invitation to Apply):
エクスプレスエントリー完了後、移民局での選考で "LMIA" または "PNP Certificate"
取得者、及び CRSスコアの高い方から順に ITA (= Invitation to Apply) が発行・通知されます。 ITAが通知されてから
60日以内 (= 従来は 90日であったが 2018年6月26日以降の日付の ITA 取得者については 60日以内に規定変更) に必要書類を完全に揃えた上で永住権申請を行う必要があります。:
NOC 職業リスト(= National Occupation Classification):
カナダ永住権 Skilled Worker Class" (技能移民) または "CEC Class" (カナダ経験者クラス) のカテゴリー審査に於ける申請者の方の職種・職能を判定する際の分類リストで
"Type 0, Skill Level A, Skill Level B" に分類していましたが、2022年11月に大幅な改定が実施されました
⇒ NOC アップデート詳細
TEER:
"Training, Education, Experience, and Responsibilities" の略: 2022年11月に
IRCC が新たに導入した NOC 職種の分類方法で, 従来使われていた分類手法(A,B,C,D)に代わり、必要とされる教育、訓練、経験、責任の種類・レベルに基づきグループ化、スキルドワーカークラス,
PNP, 就労各ビザの発給審査に於ける職種・職能評価の基準となっております ⇒ NOC 2021 - TEER 詳細解説
ESDC:
"Employment and Social Development Canada"(カナダ雇用・社会開発省) の略称:
カナダ国内の企業が外国人の雇用許可申請を行う際、LMIA (= 後述: カナダ経済・労働市場へのインパクト) の査定を依頼する担当省。2014年1月からの採用されている呼称で、それ迄は
HRSDC (Department of Human Resources and Skills Development Canada) の呼称が使われておりました
(関連法案: Bill C-4, the Economic Action Plan 2013 Act, No. 2)。
HRSDC:
2014年1月迄使われていた "(Department of Human Resources and Skills Development
Canada)" の略称、以降は ESDC (上述) に呼称が変更されました。
LMIA(労働市場影響評価):
"Labour Market Impact Assessment" の略称: 外国人採用によるカナダ経済へのインパクト・影響を査定する評価制度で、カナダ国内の企業が外国人の雇用許可取得の手続きを行う際、ESDC
(Employment and Social Development Canada カナダ雇用・社会開発省) に対し査定を申請します ⇒ LMIA 詳細の解説
LMO:
2009年5月迄採用されていた呼称で "Labour Market Opinion" の略称、現在は "LMIA"
(上述) に変更、制度運用されております。
AEO (= Arranged Employment Opinion):
2013年5月迄運用されていたもので 「カナダ永住権取得後、カナダでの雇用先が確定していることを証明」するものとして採用されておりました。現在は
"LMIA" (上述) に変更されております。
ポストグラジュエートワークパーミット:
(Post-Graduation Work Permit = "PGWP"):
カナダの公立大学、カレッジ、または州認可の私立大学、カレッジ、教育機関に於いてフルタイム就学・学位取得後に発給される 1-3年の有効期間の就労許可証(=
オープンワークパーミット・後述)です。この就労許可証でカナダ国内で 1-3年のフルタイム就労の経験を積みますと、カナダ永住権申請資格が得られます
⇒ ポストグラジュエートワークパミット 詳細
オープンワークパーミット:
(Open Work Permit):
通常、就労許可証(= 就労ビザ) は特定の雇用主との間の雇用契約に基づくもので就労先・職種が限定されますが、オープンワークパーミットは自身で選択する任意の雇用主のもとでの就労を許可するものです。
ジョブオファー・就労許可証(就労ビザ):
⇒ カナダ就職ガイド・ジョブオファー獲得最新情報
Full-Time Work (フルタイム就労):
カナダ永住権審査に於ける重要キーワードの一つで下記の様に規定されております:
12ヶ月 (1560時間) のフルタイムワーク就労:
週 30時間 x 12ヶ月 = 1560時間、
または
週 15時間 x 24ヶ月 = 1560時間、
または
二つ以上の職種で週 30時間 x 12ヶ月 = 1560時間
IELTS (= International English Language Testing System):
英語によるコミュニケーション能力 (Reading - Writing - Listening - Speaking) の能力を測定英語検定の1つで、ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル(英国文化振興会)、IDP
Education によって共同で運営されおります。アカデミック・モジュール(Academic Module、大学・高等教育機関への出願テスト)とジェネラル・トレーニング・モジュール(General
Training Module、英語圏での生活、仕事、永住権申請に関わる英語テスト)の 2つのモジュールがあり、カナダ移民局では 2002年から採用しております。他に
CELPIP (ブリティッシュコロンビア大学で開発) された英語力証明試験スコアを IELTS の代わりに提出することが出来ます。
⇒ IELTS カナダ永住権判定資料
CELPIP (= Canadian English Language Proficiency Index Program):
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学で開発された英語コミュニケーション能力を測定する検定試験: IELTS 同様に (Reading - Writing
- Listening - Speaking) の 4分野で構成、下記いずれかのモジュールから選択します:
⇒ CELPIP General test (カナダ永住権申請用)
⇒ CELPIP General LS test (カナダ市民権申請用)
☆ CELPIP 資料
TEF (= Test d'évaluation de français):
TCF (= Test de connaissance du français):
フランス文部省・パリ商工会議所が実施する世界共通フランス語能力試験でカナダ永住権申請の語学力判定資料として採用されております。
ケベック州移民プログラムでは下記のフランス語検定スコアの提出も認められます:
TEFAQ(= Test d'evaluation du français adapte pour le Quebec)
DELF(= Diplome d'etudes en langue francaise)
DALF(= France Education international Diplome approfondi de langue francaise
(DALF)
Quebec Values Test:
2020年1月1日以降、ケベック州への移住・永住権申請を希望する方は 「人権と自由の憲章」で宣言されている人権・民主主義への理解度を証明する為」に規定のオンラインテストをパスすることが要件として追加されました
⇒ Quebec Values Test 解説
"DCS Diploma" or "DEC Diploma" ⇒ Diploma of College
Studies in French:
カレッジ修了者に授与される Diploma のフランス語の略称表記。
"DEP Diploma" ⇒ Diploma of Vocational studies in French:
専門・職業訓練カレッジを修了者に授与される Diploma のフランス語の略称表記。
"DLI" = Designated Learning Institution:
カナダ政府・移民局が認可した指定教育機関で卒業生は就労許可証(= Post Graduate Work Permit) を取得する資格が得られます。
セキュリティチェック (Security Check):
カナダ永住権審査に於いて行われる "Police Clearance" (無犯罪証明書) の精査: 母国、及び過去に六ヶ月以上居住したことのある国の
Police Clearance 提出を要請されます。日本国無犯罪証明書, FBI Certificate(= 米国での居住歴のある方)と現居住地(=
海外在住の場合)の無犯罪証明書については原則、申請書提出時、及びビザ認可直前の最終段階の二回、提出を要請されます。
Police Certificate, Police Clearance Certificate (PCC):
永住権審査の "Security check" のプロセスで提出する "無犯罪証明書" のことです。通常、6ケ月以上居住したこのある国の警察本部
(またはその代行業務を行う在外大使館・領事館) で申請・取得します。日本の場合は住民票のある都道府県の警察本部 (東京都の場合は警視庁) で申請します。アメリカ合衆国の場合は
FBI (連邦捜査局) 宛に申請・取得します。申請者の経歴詳細に拠り、居住していた州警察 (State Department of Police)
発行の Police Certificate の追加提出を要請される場合もあります。
メディカルチェック (Medical Check):
永住権認可の最終段階で要請されます。世界各国の主要都市に所在するカナダ移民局指定のクリニック・病院で受診します ⇒ Medical Check 詳細
バイオメトリクス (個人識別情報) Canada Biometrics:
2018年から運用開始されている認証システム: 入国者の身元確認・セキュリティチェックの信頼性をより高め、カナダ国の治安・安全に資する目的で導入され、2018年12月31日からは日本国籍者にも対象が拡大されました
⇒カナダ永住権・バイオメトリクス(生体認証) の解説
ArriveCAN アプリ:
2020年11月21日から 2023年10月1日迄の期間施行されていた "COVID-19 対策・入国規制" で導入されていた
"事前入国審査アプリ" でカナダを最終目的地として渡航する方を対象に、このアプリを使用し、カナダ入国迄の48時間以内且つ、フライト搭乗前にカナダ移民局に
"旅行目的と日程 / 連絡先 / 自己検疫計画 / COVID-19 症状有無の自己評価" の情報提出が義務付けられていました。現在はこの規制は解除され、新型コロナウイルスワクチン接種証明書の提出も不要、到着時のランダム検査もなくなりました。
CBSA:
カナダ連邦政府機関のひとつである "The Canada Border Services Agency" (カナダ国境サービス庁)の略称。カナダへの入出国者、移民手続業務、税関業務を管理運用するカナダ連邦政府の法執行機関です。