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カナダ移住 | バンクーバー視察情報

カナダ移住を検討される方のご参考データ:

国別年間事業コスト比較 (2015年)
12業種総合平均(アメリカ=100)

順位 国名 コスト指数

  1. カナダ 85.5
  2. 英国 86.9
  3. イタリア 88.6
  4. オランダ 90.8
  5. フランス 92.2
  6. オーストリア 93.7
  7. 米国 100.0
  8. ドイツ 101.9
  9. 日本 117.8

カナダのコスト指数は85.5で、米国(100)に対するコストの優位性が14.5%, 総合的なコストリーダー。 英国(86.9)はコストが米国より13.1%低く, 総合結果では第2位。米国(100)のコストの優位性の相対的な位置は, 主要通貨に対する米ドル高騰が理由。

ソフトウェア 2業種(高度ソフトウェア、コンテンツ開発)順位 国名 コスト指数:

  1. カナダ 77.7
  2. 英国 81.4
  3. イタリア 87.4
  4. オランダ 89.0
  5. フランス 89.5
  6. オーストリア 95.1
  7. ドイツ 98.4
  8. 米国 100.0
  9. 日本 111.9

ソフトウェア部門でのコスト格差は大きく, この部門での労働コストは主要要因, 立地により格差が見られ, コスト面での総合的なリーダーはカナダで, 英国, イタリア, オランダ, フランスの順。

研究開発(R&D)2業種(生物医学研究開発、電子システム開発/試験)順位 国名 コスト指数:

  1. カナダ 69.4
  2. 英国 74.7
  3. イタリア 77.2
  4. オランダ 78.2
  5. フランス 78.4
  6. オーストリア 82.7
  7. ドイツ 93.1
  8. 米国 100.0
  9. 日本 119.1

• 研究開発部門でのコストの格差は拡大。 科学者や技術者に支払う給与コストがこの部門におけるコストの主な要因となり国により大きく異なる。

企業向けサービス1業種(サービス共有センター)順位 国名 コスト指数:

  1. カナダ 80.3
  2. 英国 90.0
  3. イタリア 91.6
  4. 米国 100.0
  5. オランダ 100.9
  6. フランス 104.2
  7. オーストリア 111.8
  8. ドイツ 123.4
  9. 日本 154.2

労働コストは大きな要因:
立地関連コストは労働コストが全12業種平均で68%を占め, 税金の11.1%が続いています。 以下, 減価償却コスト9.5%, 光熱コスト4.3%, 輸送コスト3.8%, リースコスト2.8%の順。製造業では、給付金を含め総労働コストが最も安いのはカナダであり, 続いて英国, イタリア, オランダ, フランス, オーストリアの順。

その他要因
• 施設コスト:
土地取得コストでは、フランスが最も安く、以下、米国(2位), カナダ(3位), イタリア(4位), 英国(5位), オランダ(6位), ドイツ(7位), オーストリア(8位), 日本(9位) の順。

• 建設コスト:
建設コストでは, イタリアが最も安く, 以下 カナダ(2位), オランダ(3位), フランス(4位), 米国(5位), オーストリア(6位), 英国(7位), ドイツ(8位), 日本(9位) の順。

• 電力コスト:
9カ国の中で, 電力コストが最も低いは, カナダで, 以下 フランス(2位), オーストリア(3位), 英国(4位), オランダ(5位), ドイツ(6位), 米国(7位), イタリア(8位), 日本(9位) の順。

国によって異なる優位分野:
コスト格差が大きいのは、資本集約型の製造業よりも、研究開発分野とソフトウェアー産業。製造7業種では米国のフランスに対する優位性は6.2%ですが、研究開発分野では、米国への優位性は21.6%。カナダの米国に対する優位性は、製造業では10.0%、研究開発分野では30.6%の優位性。
一方、ソフトウェア分野では、フランスの米国に対する優位性は10.5%、カナダの米国に対する優位性は22.2%。

カナダと米国のコストの比較
• カナダ各都市のコストは同一地区の米国の都市と比べ, 一般的に10%~20%低い。
• カナダの全都市における総コストは米国本土のすべての都市より低い。トロントやバンクーバーなどのカナダではコストの高い都市でも, 米国本土でコストが最低の都市より上位にランク。
• カナダドルの価値が20%増加したとしても, カナダのコストは米国より依然として5%以上の優位性。


カナダ移住関連 | NAFTA 情報:
カナダ アメリカ合衆国間・自由貿易協定は、カナダ国内でも激しい論争が行われ国論が二分、1988年 カナダ総選挙では多くのカナダの有権者は自由貿易協定に反対する政党 (自由党 新民主党)に投票、議会では自由貿易協定を推進する進歩保守党が、大多数の議席を獲得したことから国は分裂状態となった。ケベック州出身の当時の首相、ブライアン・マルルーニ・進歩保守党は議会多数を占めた為、カナダ・米国間 FTA と NAFTA に批准する法案を容易に可決出来た。 しかしマルルーニは保守党の党首・首相の座をブリティッシュコロンビア州出身の女性政治家 キム・キャンベルに明け渡すことになった。キャンベル党首と進歩保守党は、1993年 総選挙を、NAFTA 再交渉・破棄を唱えるケベック州出身のジャン・クレティエン党首率いる自由党を相手に選挙戦を戦った。クレティエン党首は関連二項目の付随協定について合衆国新大統領と交渉推進。アメリカでは任期満了を間近に控えたブッシュ大統領が署名のために精力的に活動したが、協定施行には至らず、後任ビル・クリントン大統領に引き継がれた。上院宛・法案送付に先立ち、クリントン大統領は米国内労働者保護を目的に、下院議員の大多数が抱いていた懸念を和らげる為の条項と環境問題に関する規制を追加、1993年11月17日、下院はNAFTA 批准、上院通過。1993年12月8日、クリントン大統領が協定署名、NAFTA 発効は二国間交渉開始から 6年を経た 1994年1月1日。

カナダ移住 参考リンク

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