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カナダ教育事情・医療制度

カナダの教育制度 (March 2024):
カナダは教育水準が大変高く、誰にでも平等に最高の教育機会、大学、大学院へのチャレンジの道が開かれております。カナダは政府予算において、国民一人当たり世界で最も多額の教育費を充てております。これはカナダ建国以来、国力の源泉は基本的に教育に拠るものであるという認識を広く共有しているからであると考えられます。

最新事情と STEM教育 カナダの教育制度は、世界でも高い評価を受けており、以下の点において優れています。

1. 高等教育へのアクセス:
幼稚園から高校までの教育が義務教育であり、国民の99%以上が高校卒業資格を取得しています。また、大学進学率も約70%となっております。

2. 多様な教育プログラム:
公立学校, 私立学校, チャータースクール, オルタナティブスクールが、多様な教育プログラムを提供しています。

3. 多様性:
カナダは多文化国家であり、教育制度も多様性を尊重しています。英語とフランス語の両方が公用語であり、それぞれの言語で教育を受けることができます。

4. 柔軟性:
カナダの教育制度は、生徒の個性やニーズに合わせて柔軟に対応できるようになっています。選択科目が豊富で、自分の興味や目標に合わせて学習することができます。

5. 実践的な学習:
カナダの教育は、机上の学習だけでなく、実践的な学びを重視しています。フィールドワークやインターンシップなどのプログラムを通して、実際の社会で役立つスキルを身につけることができます。

6. 先進テクノロジーの導入:
カナダでは、ICT教育に力を入れており、多くの学校でタブレットやパソコンなどのデジタルデバイスが活用されています。

7. 国際的な視野:
カナダは国際交流に積極的な国であり、多くの学校で海外留学プログラムや国際交流イベントなどが実施されています。

8. 教育水準の高さ:
カナダは、OECDの学力調査(PISA)において常に上位を占めており、教育水準の高さが証明されています。

9. 教員の質の高さ:
カナダの教員は、高い専門性と熱意を持って教育に取り組んでいます。教員免許取得には厳しい条件があり、質の高い教員が育成されています。

10. 安全な環境:
カナダは、世界でも最も安全な国の1つであり、子供たちが安心して学べる環境が整っています。

11. 充実した放課後活動:
カナダでは、スポーツや音楽、芸術など、さまざまな放課後活動が盛んに行われています。

12. カナダの教育制度の先進性:
カナダの教育は、知識の伝達だけでなく、21世紀型スキルと呼ばれる、問題解決能力、創造性、コミュニケーション能力、情報活用能力などを育成することに重点を置いています。

13. 先進的な教育技術の活用:
カナダでは、人工知能やVRなどの先進的な教育技術を活用した教育プログラムが開発されています。

14. グローバル化への対応:
カナダは、グローバル化に対応するため、国際的な教育交流を積極的に推進しています。

カナダの教育制度は、公平性、多様性、柔軟性、実践的な学び、先進的な教育技術、国際的な視野、教育水準の高さ、教員の質の高さ、安全な環境、充実した放課後活動など、多くの点において優れており、これらは、カナダの教育制度の先進性を示しており世界中から注目されています。
カナダの STEM教育:
政府は近年、科学・技術・工学・数学(STEM)分野の教育に力を入れており、背景には以下の理由があります:

• 経済成長への貢献
STEM教育は、経済成長を促進する重要な要素, STEM人材は、様々な産業分野で必要とされており、その育成は、国の競争力強化に不可欠とされております。

• 社会問題の解決
STEM教育は、気候変動、エネルギー問題、医療問題などの社会問題の解決にも役立つと考えられています。

カナダ政府は、STEM 教育の推進に向け、以下の取り組みを行っています:
• カリキュラム改革:
STEM教育の内容を充実させ、実践的な学習を取り入れるように、カリキュラムを継続的に改善しており、STEM教育の指導スキルを持つ教員を増やすための研修プログラムを実施、政府は STEM教育関連のプロジェクトやプログラムに年間1億ドル以上の資金を投入、多くの学校では, プログラミングやロボティクスなどの STEM 教育课程を導入, このような政府の継続的取り組みにより、カナダの教育は、PISA 国際学力調査で常に上位に評価されております。またカナダの大学は(e.g. トロント大学, マギル大学, UBC・ブリティッシュコロンビア大学等) 世界ランキングでも上位にランクされております。一方で、女子生徒の STEM教育への参加率が低いといった課題も残されており、政府は、このような課題を克服し、より質の高い STEM教育を提供していくために、今後も様々な取り組みを進めていく方針です。
カナダの学校の風景
参考資料
• カナダ教育省: https://www.canada.ca/en/employment-social-development/services/education.html

大学教育は伝統的に優れた医学、工学、エレクトロニクス、化学、農学、法経済、文学、文化人類学はもちろん、IT 分野でも北米における重要な人材供給源となっております。更に主要大学では研究室で生まれた技術をベースとした起業を支援する "TTLO" (= Technology Transfer Licensing Office) 制度が整えられており、優れた特許技術を研究者個人の所属とすることを認め、技術案件の民間移転サービスを行っています。この様に教育活性化に配慮した新しいシステム制度が積極的に導入されています。

学費:
永住権を取得しますとカナダ市民と同一の学費水準となります。例えば カナダの国公立大学の学費は永住権保持者または市民の場合は、大学、専攻取得学科により異なりますが、年間約 Cdn$2,000 - から Cdn$8,000.- とたいへん安価であり、私立大学も公的補助金が出されますますので国公立大学とそれ程大差がありません。これが永住権を保持しない一般の留学生となるとこの約 6-7倍以上の学費となります。

高校までの学費は無料で British Columbia 州等では、私立学校に入学した場合でも公立学校に入学した場合の費用部分を州政府が負担する為、私立高校の場合でも年間授業料は Cdn$3,000 から Cdn$4,000.- (20 - 30万円程度) となります。< 細かい要綱は州により異なります。

学校教育は、カナダ移住後に移住先の州政府の管轄で、州民の税金によって運営されており、すべての子供に機会が与えられています。また子供は15歳または16歳(州により異なる) まで学校に通う義務が法律で定められています。

Add-On:
学校教育は州政府の管轄で、州民の税金によって運営されており、すべての子供に機会が与えられています。法律では、子供は15歳または16歳(州により異なる) まで学校に通う義務があります。

カナダに住む子供全体の約95%は学費のかからない公立学校に通っています。約 5%の子供は学費を払い私立学校に通っています。州によっては宗教や親の話す言語によって分けられている公立学校もあります。 一般に教育の場で使われる言葉は、カナダの公式言語である英語もしくはフランス語です。子供に言葉の問題がある時は、特別語学カリキュラムを受けることができます。ケベック州では新移住者の子供はほぼ全員フランス語による学校に通います。

就学年数:
州によりますが、初等教育は幼稚園の前からスタートし、グレード 6 - 8 まであり、それが終了すると今度はセカンダリー教育、つまり < ハイスクール > になります。

ある州では、セカンダリー教育は < ジュニア ハイグレード 7 - 9 と < シニア ハイグレード 10 - 12 > に分かれています。通常、学生は、大学に入る前の段階まで、ハイスクールの必要履修科目を終了しなくてはなりません。
 
入学:
親は子供の入学手続を地元学校またはスクールボードオフィスで手続きをします。

入学手続きの際に必要なもの :

  1. カナダ移民ビザ (ランディング記録)。
  2. 出生証明書または洗礼証明書。
  3. 予防接種証明書。
  4. 以前、入学していた学校の記録。

必要と判断されれば、入学時に語学や数学のテストが行われることもあります。結果を見て子供はその子に合った学習プログラムを与えられますが、親がそれを不適切と判断した場合は担当教師または指導カウンセラー、校長に相談する権利があります。

殆どの公立学校では男女一緒に学習指導が行われます。教師は教員の免許 * 資格が必要です。学校で学問を教える立場にある者は、少なくとも1つの大学で学位を取得しているか、それ以上の教育資格が必要とされています。

ハイスクールを卒業後の教育 :
コミュニティー カレッジで商業、技術、経営などに関するスキルを学んで修了証書を取得します。あるいは大学で学位をとる。法律や医学などの専門コースをとるためには、大学での学位が必要とされます。

母国で専門の職業についていた人は、カナダで再評価されることもあり、この場合、コースに出席したり仕事の現場体験を積むことになります。

大学入学資格 :
ハイスクール修了証明もしくは同等のものが必要とされます。大学で人気の高いコースは平均点以上の成績が必要必要で、応募は遅くても1年前迄にしておく必要です。ほとんどの大学は 25 - 30歳以上の社会人に対して、過去の学歴に関わらず、個人の能力や背景を勘案して門戸を開放しています。また多くの場合、コミュニティー カレッジから大学への編入が認められているので入学前に確認が必要です。


カナダ医療制度:
国連人間開発指標における国別の生活のし易さの評価では毎年1位、または上位3位以内に評価され、世界で最も生活しやすい国として広く知られております。環境汚染も最小限に抑えられ、乳幼児死亡率が世界で最も低く、また最長寿国のひとつでもあります。カナダは優れた健康保険制度を有しており、医療レベルは、米国、英国等と並んで最高水準と評価されています。また米国で問題となっている様な民間医療保険会社による医療レベル選択への介入といったトラブルもありません(02-2023):

カナダ永住権 市民権を持つ人に申込み資格があります。また州によっては短期間しかカナダに住まない人でも加入が認められる州もあります。例えば短期滞在労働者、大臣の許可を持っている人、留学生等です。

申込みの際は出生証明書、カナダ永住民ビザ ランディング証明、有効なパスポートの提示が必要です。州によっては申込み者の名前 住所 署名を示す書類の提示を求められる場合もあります。永住権保持者 (ランディング手続きを完了した方) は直ぐに資格が認めらますが、ただし、ブリティッシュコロンビア、オンタリオ、ニューブランズウィックの各州はだけは例外で、3ヶ月の待機期間があります。
 
家族全員がそれぞれの保険に加入しなくてはなりませんので ヘルスカードの申込みの際は各人の証明書が必要となります。

医師や病院を訪れる際には毎回、ヘルスカードを提示します。ヘルスカードは健康保険加入者に与えられ、州の保険省の出先機関で加入手続きをとります。

永住権または市民権のある人は 原則として居住する州内でのみヘルスカードの使用が可能です。他州へ引越した場合は、新しい州の保健省にヘルスカードを新たに申請する必要があります。一定期間は、以前居住していた州のヘルスプランが利用できます。観光等で他の州を一時的に訪れている際は、持参しているヘルス カードを緊急用として使うことができます。 カナダ医療保険では歯の治療以外の殆どの治療を無料で受けることができます。カナダではホームドクターを持つのが一般的で、例として中耳炎になったケースでも最初にホームドクターで診断を受けます。Walk-in Clinic の看板があるところであれば予約不要です。
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カナダ移住 Reference

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